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霜降り肉徹底検証 ~生肉の霜降りは一枚につき何個あるのか~

2015年6月18日
肉ラボ研究員:喜多 雄亮

1.問題提起

 霜降り肉。食肉の一つであるそれは、大変美味であるゆえ大衆に人気の高い商品である。
 味のクオリティーも高いこの肉だが、霜降り肉の最大のセールスポイントと言うべきは、赤と白のコントラストが非常に映えた、美しい見た目だろう。まるで紅をベースに、おぼろげな雪原が広がり輝いているかのようなその様は、焼いて味わう前の段階から、人を視覚的に感動させてしまう。我々は美しすぎるこの霜降りを延々と眺め続ける過程で、ある素朴な疑問を考えつくに至った。

 霜降り数とは、肉一枚につき何個あるのだろう。

 この謎が解明できれば、人は何個の霜降りを見ただけで感動できるかが判明し、人間の視覚野や大脳の謎に迫れる可能性があるのだ。
 そうと決まれば思い立ったが吉日。早速検証開始である。

2.仮説

 肉一枚あたりの霜降り数は、数えずともわかる通り膨大である。あらかじめ目算したうえで仮定するとしても200、細かい霜を除いても100は超えるだろう。また、多大かつ混沌と散りばめられたのそれの中から、どれくらいの塊を一つの霜と見なすべきかも微妙なところだ。そこで議論を重ねた結果、いったん一定の大きさ以上の霜降り(以下、ラージシモフリと呼称)とそれ以下の霜降り(以下、スモールシモフリと呼称)を別々に計測し、後に二つを合計して最終結果を出すこととした。こうする事により若干ではあるが、測量における煩雑性が緩和され、検証そのものの実現性とスムーズさが向上すると思われる。


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3.実験方法

【最終目標】肉一枚における霜降り数の測定
【観察対象】霜降り肉
【使用機材】Adobe Photoshop CC 2014(カウントした霜降りに印をつける目的で使用)
【研究人員】1名

4.検証現場レポート

早速実験を開始すべく、近所のスーパーで肉を購入。パックから取り出し、床に寝かせて鑑賞、吟味する。

窓際で撮影。朝日を反射することで浮かび上がった艶にエロスを感じる。

直上より撮影。ひしめき合う霜が食欲を掻き立てる。
この画像をベースにして、Photoshopを用いた計測を行った。

一番目立つ霜降りから順に、印をつけてゆく。
水色がラージシモフリ、緑色がスモールシモフリを、それぞれ表す。
いよいよつけた印を一つ一つ数え、正確な数値を割り出そうと試みる。

 

ところが、チームで協議した結果、上の画像では計測がまだまだ甘い
という判断に至ったため、さらに綿密な計測を行うことに。

 

↓その結果がこの通り↓

印をつけすぎて、かなりマズそうな見た目になった。

一部分だけクローズアップして見ると、軽く意識がトリップしそう。
もはやサイケデリックアートである。

こうして、地道な測定の結果、肉一枚あたりにおける霜降り数が判明した。

 

5.結果と考察

 

は、肉ラボ独自で制定した霜降りの単位記号です。

   =ラージシモフリ 
   =スモールシモフリ

 このように、実験の結果、合計343個もの霜降りが確認できた。 
 いかがだっただろうか。今回はスーパーで販売されている肉で検証を行ったが、もちろん肉のサイズや種類によって霜降りの数は異なるだろう。だが、一つ確かな事があるとすれば、それは近所のスーパーで手軽に購入できるような肉にすら、これほど霜降り数があったのだから、高級食材売り場でしか手に入らないような、味も見た目も見事な肉の霜降り数はというと、推して知るべし。という事だろう。
  当研究所では、今現在の予算の都合上、高級肉での霜降り数に関する検証は厳しいが、これを読んでいる方の中に、もし高級肉を入手する機会があった方がいたなら、本レポートと同様の方法で霜降り数の計測を行ってみてはくれないだろうか。寒色系の色で霜降りにマーキングしてゆく作業で食欲を削がれるかもしれないが、その苦労の分だけ肉の謎が解明される…かも。いや、されるはず。される。

6.感想

想像以上に骨が折れる作業だった。



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※この研究所はフィクションです。実在の団体・研究機関などとは一切関係ありません。